3、音の速さと「媒質」について

音は音を伝える為の「媒質」により、伝達される早さ(スピード)が決定する。
この伝わる速さ(スピード) について説明していこう、音の速さは(音速)音を伝える媒質の弾性と密度
により決まる。弾性率とは硬さの事で、一定の量を変化させるのに必要な圧力表示、密度は一定
体積あたりの質量です。



音は媒質が硬く軽いほど早く伝達する、常温の空気中では、約341m/秒で伝達します、単位表現は
皆さんも良くご存知の「マッハ1」です、時速に直すと約1200kmに相当します一時間で東京から九州
まで、とどきます。ちなみに光や電波は、毎秒30万km(地球7周半)と大変早いです。

表でお分かりのように、水中や金属中でも音は伝達しその速度は
水中で1500m/秒で空気中より早く
金属中では5000m/秒で水よりも更に早くなります。
ダイヤモンドのような固い鉱物では、10000m/秒以上の高速で伝達しますが、空気や水などの流体
と異なり、固体中では「波動」として幾つかの音波(縦波P波や横波S波)が存在する。