6、音の強弱と周波数の関係

人間の聞こえる範囲の音(可聴範囲)で、一番敏感な周波数は4KHZと言われている。
人は「音の高さ低さ」により、その感度は周波数により異なります。
一般的に低い周波数や高い周波数は感度が低下する傾向が見られる、現実的に
女性の悲鳴や子供(赤ちゃん)の鳴き声には感度が高く良く聞こえる。
この様に、物理的な音圧レベルではなく、実際に人が感じる音の大きさを示したものを
「ラウドネス」と言い区別した表現で使われている。
周波別にどの音圧レベルの音が同じ大きさに聞こえるのかを
表した「等ラウドネスレベル曲線」単位は「フォン」内容は以下グラフ参照。
                                   (Robinson&Dadson,1956年)

1000HZで40dBの音圧の音と同じレベルに感じる音を“40フォン”としている。

          ************  (Robinson&Dadson,1956年) ************
      人が音を聞くときの基本特性。
人間の聴覚機能と音環境の整合を考える上で不可欠な特性。
同じエネルギー、同じ音圧の音(=物理的)でも、
    周波数が異なると音の大きさ(=心理的)は異なる。
人間の聴覚系は限られた範囲の周波数の音に対してのみ感受性がある。
視覚における空間周波数特性に対応する。


音の強さは物理的に表せるが
人は音圧が2倍になっても
2倍と感じるわけではない
「感覚量」として表した数値を
「ラウドネス」と呼ぶ!

グラフでご覧のように
50HZから4KHZが同じレベルに感じられる範囲。
敏感に感じる範囲は2KHZから5KHZと思われる。