7、音の波調と周期

音が一定時間に繰り返し振動する事を『周波数』と表現し、その一回の繰り返しを『周期』と言う。
たとえば、1000Hzの周期は1/1000=0.001秒で、つまり1000Hzの音は1秒間に1000回の振動をし
1回の振動に0.001秒かかっている事になります。
この様な
時間的繰り返し間隔が『周期』と呼ばれる事に対して、場所的な繰り返し間隔を『波長』と
表現しています、つまり
『波長』とは音圧の最大点からその次の最大点までの距離の事です。


周期:音が振動を繰り返すのに必要な時間
  
波長:1周期の間の伝搬距離=最大点と最大点までの距離
    


音速が1秒間に音波の進む距離、周波数が1秒間に音圧の最大・最小を繰り返す事から考えると
音速を周波数で割り算すれば波長が分りますね!

   
たとえば、1Khzの音波の波長は  『音速340m/秒÷1khz(1000hz)=34p』 になります

この様に、周波週・伝搬速度・波長には一定の関連性がありますから数値的な計算で3要素の
うち2が分ればその内容が理解できます。

余談ですが、音に限らず電波や光等の伝わり方も波長により変化し、その現象は周波数別に大きく
性質が異なります。更に、気象条件や障害物、電離層などの影響をうけます。